ロボアドバイザー投資は AI(人工知能)を使って、その人に最適な金融資産を提案してくれて運用してくれるサービスです。代表的な会社ではウェルスナビや theo などがサービス提供をしています。こちらの記事ではロボアドバイザー投資のメリットとデメリットについて解説していきます。
ロボアドバイザー投資とは
ロボアドバイザーは AI(人工知能)を活用した投資信託です。ロボアドバイザーは最先端の投資理論を基に投資家のリスク許容度に応じた最適なポートフォリオ(保有資産の構成)を提案してくれます。
ここを自分でやるとなると投資信託の商品をそれぞれ調べて自分で組み合わせる手間が加わります。
また、ロボアドバイザー投資では株式のみならず債券・不動産・金・原油などでポートフォリオを形成してくれるのでリスク分散にもなります。下手に自分で投資信託を選ぶよりリスクが少ないと言われています。
以下、代表的なロボアドバイザーのご紹介です。
ウェルスナビ
・投資一任型のロボアドバイザーの中では最も人気
・税金の負担を軽減させる機能搭載
THEO(テオ)
・最低入金金額が 1 万円~となっており気軽に始めることが可能
・投資初心者向き(投資未経験が半数以上)
楽ラップ
・相場急変時のリスク回避機能搭載
・手数料は年 1%未満と安い
ロボアドバイザー投資のメリット
① 手間がかからない
ユーザーが設定するのはリスク許容度のみ。リスク許容度が高いほどリターンを大きくする可能性が高まります。逆にリスク許容度が低ければ安心な運用をしながらある程度のリターンを望めます。
通常投資信託を自分で選ぶ場合はその商品の特性を調べたり、他の商品と比較したりと非常に手間もかかります。
② 投資の知識が無くても始められる
ウェルスナビによるとサービス開始時の 2016 年より現在(2022 年 5 月末)までの 6 年間の運用パフォーマンスは、資産に対して 1.4 倍の成果となっています。この期間にはコロナショックによる株価の大暴落もありましたが、それでも結果を残しているのは安心できますね。
③ 少額から投資を始められる
10 万円は投資の世界で言えばかなり安い金額です。そういった意味では気軽に投資を始めやすいのも特徴です。
少しでも余剰金を銀行口座に寝かせておきたくない人は少額から投資を始めていくのも良いでしょう。また、自動積立投資もできますので、少額から始めてコツコツ貯めていく運用もオススメです。
④ 口座からすぐに引き出せる
ロボアドバイザー専用の口座から自分が指定した口座に入金されるまでおおよそ 3 営業日
くらいかかります。しかし、土日祝を挟むと 1 週間ほどかかってしまう場合がありますので、本当に緊急なときには不便に感じる場合もあるでしょう。
ロボアドバイザー投資のデメリット
① 元本割れのリスクがある
こちらはどの資産運用でもそうですが、もちろんロボアドバイザーにおいても元本割れのリスクはあります。しかし、継続的に積立を行っていれば時期ごとの景気に左右されずにコツコツ運用資金を多くすることができますので、自動積立は元本割れのリスク回避の策となります。
② 手数料がかかる
運用の手数料として年 1%程度の手数料がかかります。しかし、もし自分で複数の銘柄に投資をする場合はこれよりも手数料はかかってしまいますので、そちらと比較すれば手数料は安いと言えるでしょう。
③ 短期的に大きなリターンは得られない
平均年利 5%~10%と言われていますので、短期的に 2 倍・3 倍といったリターンを求めることはできません。そういった投資をしたい方は株式投資・FX・仮想通貨などをオススメします。しかし、長期的に見れば複利の効果もあり大きなリターンを目指せる運用になりますので、長い目で見るようにすればデメリットではないかと思います。
ロボアドバイザーのメリット・ デメリット についてまとめ
現在の日本の銀行の金利は 0.001%程度しかなく、もし 1,000 万円を銀行で預けていても年間で 100 円しか利息がつきません。先ほどのウェルスナビで 1,000 万円を 6 年間預けた場合の資産は 1,400 万円です。もし銀行に 1,000 万円を 6 年間預けていても 600 円にしかなりません。この差は恐ろしいですね。
ロボアドバイザーであればプロの投資家がやっているような運用をしてくれますので、これから資産運用を始めようとしている方は是非始めてみてください!
コメント