FXとCFDの違いってなに？分かりやすく徹底解説！

2022 6/19

2022年6月19日 2022年6月19日

FX や CFD は少額からでも大きな利益を狙うことができます。株式投資と違って、平日の夜間にも取引をすることができるので、サラリーマンの副業としても人気が高いです。

FX や CFD に興味があるけど違いが良く分からないという方に向けて、こちらの記事では FXと CFD の違いについてお話していきます。

【FX】とはどういうもの？

FX は「Foreign Exchange」の略称で「外国為替証拠金取引」のことです。世界には様々な通貨があり、それぞれ価格が変動しています。それらの通貨を買ったり売ったりすることで発生する利益を狙う取引です。

FX がなぜ少額の投資で大きな利益を狙うことができるかというと、証拠金取引という仕組みをとっていることが理由にあげられます。

証拠金取引とは、取引を行うときに証拠金として証券会社に担保をすることで、証拠金に対して最大 25 倍の金額の取引（レバレッジ）を行うことができます。

FX は取引時に発生した金額を全て用意するのではなく、売買に生じた差額のみ決済する差金決済という仕組みになっているので、仮に発生した損失は担保となっている証拠金から支払われることになります。レバレッジがあることで FX は少額の資金で大きな利益を狙うことができるのです。

差金決済の例

例えば一番メジャーな通貨ペアであるドル円を例にすると、1 ドル 100 円のときにドルを 1万通貨購入すると通常 100 万円の日本円を準備する必要がありますが、FX であれば証拠金が 4 万円ほどあれば購入できるのです。

そして、購入したドル円が 110 円になったときに売却すれば通常 110 万円の日本円を手にすることになり、差金決済により 10 万円の利益となります。これにより 4 万円の証拠金の入金で 10 万円の利益を得るような取引もすることができるのです。

【CFD】とはどういうもの？

CFD は「Contract for Difference」の頭文字をとった略称で「差金決済取引」のことを言います。同じく差金決済である FX も CFD の中の１つになります。CFD では株価指数や商品などの様々な銘柄の差金決済取引を行うことができます。

FX と同様に CFD も証拠金取引になりますので、少ない資金で大きな利益を狙うことができます。国内の証券会社では株価指数が最大 10 倍まで、商品が最大 5 倍までレバレッジをかけることができます。

様々な銘柄の取引ができるということは、それだけチャンスがあったときに取引できるということなので、多くの選択肢を持つために CFD の口座を開設しておくことはおすすめです。

FXとCFDの違いについて解説！

① 取引対象の違い

FX と CFD の一番の違いは取引対象の違いになります。FX は外国為替の取引のみですが、CFDの場合、株価指数や商品など幅広く取引をすることができます。

※CFD で取引できる銘柄

・株価指数（日経 225 先物・ニューヨークダウ先物・NASDAQ100 先物など）

・商品（金・原油など）

・外国為替

個人的には CFD の良いところは株価指数の取引ができる点だと思います。例えば国内の株式市場は平日の日中にしか取引ができませんが、CFD の株価指数であれば 24 時間取引をすることができます。世界の中心はアメリカであり、アメリカの市場は日本の夜間に開いています。

そのためアメリカの時間帯にサプライズなニュースがあると翌朝の日本株式市場は前日の終値から大きく乖離してスタートするなど価格の変化に対応することが難しくなります。CFD であればサプライズのニュースがあったときにリアルタイムで対応することができるので、損失を最小限に留めることができるでしょう。

② 取引時間についての違い

FX は平日であれば 24 時間取引をすることが可能です。CFD も多くの銘柄で 24 時間取引が可能ですが、中には 12 時間ほどしか取引ができない銘柄もありますので、銘柄によって取

引時間に違いがあります。やはり取引時間に制限が少ないほうが、チャンスがあったときに取引できるきっかけが多く、逆に急な相場変動にも対応しやすいといった利点があります。

③ トレード手法の違い

FX は短期売買に向いていますが、CFD は長期売買に向いていると言われています。FX の場合、長期的な値動きを予想しにくく短期の売買をする人が多いのと、売買に発生する手数料が低いので少額の利益や損失でも決済しやすい特徴があります。

一方で CFD の場合は売買に発生する手数料が高く、短期の売買をしてしまうと利益を少なくしてしまう可能性があるので長期売買に向いています。しかし、株価指数などは手数料も低いので、FX と同様に短期で売買する方も多いです。

④ 金利の違い

FX も CFD も持っているポジションによって毎日貰える金利があります。FX であればスワップポイントといい、通貨の金利差分の利息を受け取る（反対ポジションの場合は支払う）ことができます。CFD の場合はスワップポイントではなく、オーバーナイト金利として売買ポジションを持って日を跨いで持ち越すときに発生する金利があります。